『これからの道』
恐怖が世界をおおうぞ…
だめ!ケフカ!!
だめ……ケフカ…… 3人の力のバランスが破れたら…… 力が暴走する……
誰だ?!
うきゅ!
行け!世界を守れ!
俺にかまうな。早く行け!もう暴走は止まらない!
ふっ……必ず戻ってみせるさ。心配するな。
逃がしゃん……
シャドウ……
急げ!脱出する!
この下に飛空艇が。
シャドウ!
ほうしゅうをもらわないうちは死んでも死にきれないからな。
三闘神の力は止められないのか?
つかまってろ!
その日
世界は引き裂かれた……
世界崩壊後
「う・・・・・。」
セリスはゆっくりと目をあけ、天井を見た。
(ここは・・・・どこ・・・?)
まだ、意識がはっきりしないなか、何者かが近づいてきた。
「おお セリスよ・・・・。やっと目がさめたか。」
「・・・・シド。・・・・私、 どれくらい眠っていたの?」
「ちょうど1年じゃよ。もう助からんかと思っておった。」
「1年間も・・・・・。 シドが私をかいほうしてくれたのね?」
「ああ、でもわしはもうつかれた。」
「シド・・・・・。ありがとう・・・。」
「何、あたりまえの事をしたまでじゃ。」
「それで、ここはどこなの?」
「小さい無人島じゃよ。世界が引き裂かれた後、気づいたらこの島に倒れておった。」
「!!引き裂かれた・・・・。そう・・・・夢じゃ・・・なかったのね。みんなは?・・・ロックは?」
「わからん。島以外の事は何も・・・。
世界はこの島を残して全てちんぼつしてしまったかもしれん。あの日から世界は一歩一歩破滅に近づいている・・・。草木や動物はどんどん死に追いやられ生き残った島の人も次々と希望を失い北の岬の崖から身投げしよった。」
・・・・・・・
「皆はもう・・・・ 生きていないかも・・・・。」
「セリスよ。気を落とすな。お前はわしにとって世界で一人の家族じゃ。ここでいっしょに静かにくらそう。」
「ええ・・・・そうね・・・シド・・・・ いえ、おじいちゃん。そう呼んでいい?」
「おじい!? へへ てれるのォ突然孫娘ができたみたいで・・・・ ゴホッ ゴボッ。」
「ふふ おじいちゃん。」
「ははは ゴホッ ゴホッ」
「おじいちゃん。おなかすいたでしょ?」
「ああ 三日前にね込んでから何も食っておらん。」
「何か食べたい?」
「…と言っても海岸の魚くらいしか食い物はないがの。」
「私とってくる。」
セリスは海岸へ出て行った。
海岸に着いた時、今のこの世界を見、そして落胆した。
(・・・・ひどい。どうして・・・こんな・・・・。)
シドから聞いてはいたが、その世界のあまりの変わりように驚き、その場にしゃがみ込んでしまった。
周りは、もう海ばかり。その海も汚れ、魚は元気がなく、中には海岸に魚の死骸が転がっている。
空は、夜でもないのに、どんよりと重たくのしかかっているかのように薄暗い。
「・・・・本当に世界は滅亡してしまったのね・・・・。」
(あの時、ケフカの攻撃で飛空挺が割れ、仲間は・・・ばらばらになってしまった。ロックも・・・・)
「みんな、死んでしまったの?もう、世界は終わりなの?・・・・ロック。あなたもやっぱり・・・・。」
セリスは家に戻り、捕ってきた魚を焼きシドに食べさせた。
「おじいちゃん 魚よ、食べて。」
「ありがとう・・・・。」そう言い、魚を食べた。だが咳き込み、あまり食べずにまた横になってしまった。
「もしかすると・・・長くないかもしれん・・・・。」
「・・・・・おじいちゃん。」
こんな日が何日も続き、そしてある日。
同じようにセリスは魚を捕り、シドに食べさせようとしたとき、
シドは、目を閉じピクリとも動かない。
「・・・・・・。」
「おじいちゃん。食べなきゃ体に・・・・どうしたの?おじ・・・シド・・・・。」
すでに、シドは息をひきとっていた。
セリスは、シドの体を揺さぶった。
「うそ・・・・うそよ!ずっといっしょにくらすって約束したじゃ・・・・おじいちゃん返事をして!冗談だって言ってよ!! 」
何度呼びかけても、返事は返ってこない。
その場にしゃがみ込み手を顔に当てて泣いた。
(・・・・・そんな。うそでしょう・・・・。私、これからどうしたらいいの・・・・。
こんな孤島でひとりぼっちなんて・・・・・イヤ・・・・イヤよぉ!!。)
シドが死んでしまい、その遺体に寄りすがって泣いているとき、前にシドが言った言葉を思い出した。
『生き残った島の人も次々と希望を失い北の岬の崖から身投げしよった。』
セリスは魂がぬけたかのように立ち上がり、ふらりとその岬に向かった。
そして、崖の上にたどり着いた。
「みんな死んでいく。ロックも、もういない・・・ 世界はもうおしまいなのね。」
次の瞬間、セリスは崖から飛び降りその身を海に投げ出した。
セリスが目を覚ましたのは、あの孤島の海岸であった。
(・・・・死ねなかったの・・・・?)
そしてそのまま顔を伏せた。・・・・・その時何かにつつかれた。
そこには、一羽の鳥がいた。
「ふ・・・・・。 あなたが守ってくれたの?何の希望もない私を助けて一体・・・・!!。」
セリスは、その鳥の羽に巻かれているバンダナに目がいった。
「このバンダナは? もしや・・・・・・ねえ、あなた 今どこから来たの ?
あなたの傷を手当てしてくれた人は生きているの?ねえ 答えて・・・・。」
だが、その鳥は飛び去ってしまった。
セリスは、鳥が飛び去って行った方を見つめ・・・、
「あの人は・・・ 生きているのね。ロック・・・・。」
セリスは、家に帰った。
そして一枚の紙が落ちている事に気づいた。
その紙にはこう書いてあった。
『外の世界に出ろ。 仲間はきっとお前の事を待っている。
ストーブの横の階段から下へおりなさい。 そこに答えが待っているから。』
おじいちゃんより
手紙の通りに階段を下りていった。
そこには、イカダがおいてあった。
「おじいちゃん・・・・。・・・・ありがとう。」
(私は、もうあきらめない!!私のためにこのイカダを作ってくれたおいちゃんのためにも、
そして、きっと生きている仲間のために、希望を捨てないで生きていく。)
海岸に行き、イカダを海に浮かべた。
家の方角に向かって振り返り、
「おじいちゃんの分もせいいっぱい生きるわ・・・・。どうか見守っていて・・・・。」
そしてセリスは、イカダに乗りその弧島から旅立った。
そう・・・・、あの鳥が飛び去って行った方角へ向かって・・・・・。
〜一言〜
ふ〜、疲れた。今回は、ゲームと全く同じ感じで書いたんだけど、やっぱしうまくいかなかった。
ほんと、FF6って超がつくくらい大好きなんだから、もっとうまく書きたいよ〜。
どうして、私はこうも下手なのでしょうねぇ。才能ないのかしら・・・・。はあ〜。
ってまあ、それでも書くの好きだからいいのさ〜。っていいんかい。(つっこみ)
・・・・・・。どうも、見苦しいところをお見せしました。